好き嫌いを表現してみよう
むか~しむかし
のことなんだけど
やたら覚えている。
チキンナゲットにつけるソースの話をしてて。
「私、絶対マスタードソース」
って言われて
「へー」とかなんとか、答えたら
「だって、バーベキューソースはまずいから」
バーベキューソース派だった私は、ショックを受けた。
というか、そこにバーベキュー派がいるかもしれないのに、
そう言い放つことに驚いた。
「辛いほうが好きだから」
「甘いの苦手だから」
とか、言いようがあるじゃないか。
好き嫌いがあるのは当たり前。
私だってものすごく好き嫌いがある。
でも「まずいから」は、ないわ。
というか、他方をけなすんじゃなく
好きな方を褒めようよ。というね。
まぁ、そこにバーベキュー派がいるかもしれない、
と、わからなかったとか
みんなマスタードが好きに決まっている
と信じていたのかもしれない
と、なんとか納得したとしよう。
しかし、明らかに
「私、〇〇が好きなんだ」とか
「××っていいよね」とか
言ってるところに
「え~。私、苦手」
って言う人もけっこういて、驚く。
「そうなんだ~」でいいじゃん。
別に、無理に同意しろなんて言わない。
それか、「私は△△が好きだな~」
とか、別のものを挙げるとか。
「(芸能人の)ナントカ、かっこいいよね~」
「え~、きもいじゃん」
とか普通にあるから怖い。
なんだ、あれは、天然素直さんなのか。
別に、その一件だけで、相手を嫌いになったり
付き合いをやめたりはしないけど。
一線は引いてしまうかな。
「あーもうこの人には、自分の好きなものの話するのやめとこ」
って。
それはなかなか、世間話をやっていくには、難しいんだけど。
つい、話題として出がちなことだから。
まあ、私ひきこもりなんで、
あまり他人と話しませんけどね。
ああ、別に自分が、「配慮できる自分すてき」ってんじゃなく
「そんな大昔のこといつまでも覚えてる」
執念深い女だってことですんで。
なにしろウン十年前のことだから。
相手の顔も、名前すら覚えてないし。