HP200LXを掘り出して、ファミコンを思い、FDにいたる。
Win10にしてから、あまりスピーカーをオンにしてないんですよね。
確か前は、USBは「ウドゥン」って音、あれ抜いたときだっけ、どっちだっけ。なんかダメっぽい音だったような。叱られているかのような。そんな音だったと思うのですが。
今、写真をカメラから移そうとして、差したら
ポッポコポン
っていいました。
やだ、かわいい…(*ノωノ)
移そうとした写真はこれ↓です。
懐かしいだろう?
私もよく知りません。これ、何ができたんだろう? パームトップPCって書いてあります。手のひらに載っちゃうよ☆が売りだったのですね。載って何するかわからないのですが。画面の右下に「Lotus123」とも書いてあります。Excelみたいなやつだったっけ。それができたのかな?
2MB RAM とも書いてあります。RAMって何? ROMではない、逆ってことかな。ROMは「読むだけ記憶媒体」みたいな意味だったと思う。だからOは確かOnly、で、Aは? Able?
すいません、具具ります。… Access の略でした。Ableってなんだよ、読むのが上手なメモリかよ。しかもあれです、1文字目の「R」は、RAMのときは「Read」だけどROMのときは「Random」なんですね。RAMとROMは逆っぽいやつ~。みたいに覚えてたけど、大間違いでもないにしろ、いいかげんでした。
んーと、ということは、ROMは読み出し専門で、RAMは書き込みもできるやつね。と認識していいですね?
今の時代にそういうの覚えて何か役に立つのかと思うと、多分立たないと思います。私、無職ですし。
で、2MBってどれくらいなんでしょうか。ファミコンのカセットくらいでしょうか。具具ります。ファミコンカセット2本分なようです。そう聞くと、けっこうある気がします。
というかファミコンのゲームが、私が初めて手にした名作「スーパーマリオブラザーズ」で40KBだそうです。単位がよくわかりません。
40KBってすごい。このjpeg画像1枚だけで、84KBですよ。半分以下で、あの大作ゲームができてたの? あれ、私なにか壮大な勘違いしてる? さすがにありえなくない?
背景の木と、雲が、色を変えただけの同じ形なこととかは知っていました。あと、ドラゴンクエストも、使える文字に限りをつけて容量を節約したから、あんな変な呪文になったとか。
3.5インチのフロッピーディスクが、1.6MBだったはずです。今確認しました、そのようです。3.5インチは、結構長いこと使いました。
おー! ありましたよ!
たしか引き出しにあったような…と探ったら、ありました!
なぜか、ラベルのところにビスケットのシールが貼ってあります。賞味期限が2001年です。え、そんな最近までフロッピーディスクなんか使ってたっけ。
…といっても、16年も前か。
そんな昔を「最近」なんて言わないですね…。
もっと前は、5インチと8インチも使いました。5と8はペラペラだったし、穴から大事な部分が見えてましたから、保護のためにちょっと厚手の封筒に入れて保管してましたね。エンベロープって呼んでて、かっこいい♥ と思ってました。コンピュータの専門用語だと信じていましたが、単に英語の「封筒」って意味だったのでちょっとがっかりしました。
機械の口にシャッと入れたら、ロックみたいなのを90度回してカチッてしましたね。
3.5インチになったら、封筒いりませんし、まぁまれに大事なものや人に渡すときなどは透明なプラスチックケースに入れましたけど。
3.5のFDはボタンを押したらピョって出てきました。Macは画面で「取り出し」ってやると、「ペッ」て出てきました。機械によって、その「ペッ」の飛距離が違いました。出てこないときは、ゼムクリップを伸ばしたやつをオラオラと穴に突っ込むと出てきました。野蛮ぽかったです。こないだ、iPhoneの脇のアレを引き出すときに、同じように針金を突っ込んだとき、同じように「やだ、あたし、また野蛮なことしてる…」って思いました。
DTPを習った若かりし頃、先生が「ワープロは3.5インチで大丈夫ですが、編集機では容量が足りないので、8インチを使います」と配ったのが、初めて見た8インチでした。なんだこの大きさは。レコードか! と思いました。5インチをそのまま、でかくした形で(逆なんだけど)遊んでるみたいだ! と。結局8インチはそこで使ったきりでした。
厚さは同じくらいで、面積だけでかくなってるから、べろっべろ感が強くて不安でした。
でも…今調べたら、3.5インチも、当時の技術革新で容量増えて、8インチと同じ1.6MB入るようになってたよ…。
5インチと8インチは、上書き防止に銀色のシールを貼りました。3.5インチになったら、スイッチ的なのをずらしてカチッとするのが、おおうハイテクゥと、カチカチしました。すぐ飽きました。
銀色のシールも、貼ったりはがしたりしているうちにベロベロになるし、スイッチカチッもめんどくさくなって、結局ラベルに「上書き禁止」と手書きしていました。
で、この、引き出しにあったピンクの3.5インチFDのラベルには、小さく「TXT」と書いてあります。テキスト…らしいです。何が入っているのでしょう。フロッピーディスクドライブがないので、読めません。怖いから読みたくないし、磁気ディスクだから、もう消えてたり壊れてたりするかもしれません。ですよね。
3.5インチが使われてた頃には、職場にPCがあるのは当然で、つまり仕事で使うのは3.5インチのFDでした。むしろ、ドライバを入れたFDを売る仕事に携わっていたので、大量の3.5インチと一緒に働いてました。生FDにドライバを入れる作業は、機械が自動でやってましたが、一枚一枚「シャキッ、ポイ、シャーー」と作っていたので、大量生産には結構時間がかかったと思います。CD-ROMのほうが、パカパカ焼けそうだなーと思いますが、わかりません。そうでもないのかな。今はドライバなんか1500円なんてお金出して買いませんね、数秒でダウンロードしますよね。
仕事で3.5インチのFDを使いつつ、並行して、ちょっと抱えるくらいの大きさの、オープンリールの磁気テープも使っていました。容量的には段違いに大きかったんでしょう。膨大な顧客データのバックアップに使っていたようです。「機械部屋」「資料部屋」と呼ばれる部屋の奥で8台くらい回っていましたが、悪の組織の秘密基地感にあふれていました。
おもちゃとしては、MSXでデータレコーダを使って、普通の音楽用テープに記録していました。たいていうまく記録できなくて、まれに「FOUND:」と出てくると「おおおラッキーィィ!」でした。おもちゃだから許されたことです。普通のラジカセでもできましたが、専用のデータレコーダのほうが、自動で録音ボタンがオンになるので便利でした。
仕事の契約書をひっくり返せば、はっきりした時期がわかるはずですが、椅子から動きたくないのでやりません。んーと、当時、iモードの携帯を買ったよ!とワイワイしていたから、2000年頃でしょうか。3.5インチFDを普通に使っていましたが、ストックがなくなってきたので、職場の近くの電器屋さんに買いに行きました。たいてい、3.5インチは10枚くらい束ねたのが売られていました。
「すいませーん、フロッピーディスクください」
「あいよ、大きいの? 小さいの?」
「えっ」
あのとき「大きいの」を買っておけば、思い出の骨とう品になったかもしれません。
というわけで、フロッピーディスクの使い方はよくよく思い出したのですが、HP200LXは何に使えたのか、全然わかりません。電源を入れてみようにも、コードないです。